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2019.11.18

RFIDのQ&A

Q: RFIDとはなんですか?
A:【Radio Frequency Identification】の略称で、無線ICタグを利用した人、モノの認証(認識)技術の総称のことです。製造、物流を始め、小売業や医療福祉などの多くの分野にも活用されています。
Q: ICチップには何を書き込んでいるのですか?
A: 標準では、管理対象物のIDのみを書き込んでいます。
Q: RFIDはバーコードや二次元コードと比較して何が違うのですか?
A: RFIDは電波を用いて対象を認識するのに対して、バーコードや二次元コードは光を用いて対象を認識します。このため、直接見えない対象や移動体に対しても、RFIDは認識することが可能です。
また、RFIDには複数同時認識やデータの書込みができ、データの保持容量についてもバーコードや二次元コードより大きくなります。
バーコードは1点ずつしか読み取りができず、RFIDはデータ一括読み取り機能で可能です。
またRFIDには「距離が長い」「タグが汚れている」「タグが見えない」状態でも読み取り可能な利点があります。
Q: RFIDには物品の探索機能があると聞いたのですが?
A:「探索機能」はRFIDの特徴の一つです。流通・アパレル業でバックヤードでの商品探索、高さや奥行のある広い倉庫での探索もピンポイントで見つけます。
Q: タグの読み取り率はどのくらいですか?
A: 環境によって大きく変化しますが、システム導入前に現場検証を行うことで、より多くのタグを読み出せる条件の導出を行います。ただし、ICタグの読み取りを100%保証することはできません。
Q: 電波が届く範囲であれば、電子タグを確実に読み取ることができますか?
A: 金属や水が近くにあるなど、読み取る環境によって性能が変化することがあります。電子タグの性質を理解した上で、効果的に活用するための運用方法や社内指導が必要です。
Q: タグを読取りする際、2度読みすることはありませんか?
A: RFIDの場合、同一商品でも個別のID管理ができるため、2度読みなどの誤読がありません。
Q: ICタグを貼った書類を、スチール製のキャビネットに入れて保管した場合は読み取れますか?
A: 電波は金属で遮断されてしまうため、スチール製キャビネットの扉を閉めた状態でICタグを読み取ることはできません。ただし、キャビネットの扉を開けるか、キャビネット内にリーダーを設置する場合は読み取ることができます。
Q: ICタグを重ねたまま一括読取りは可能ですか?
A: タグを重ねたままで一括読み取りすることは難しいですが、収納に工夫し隙間を作ることなどにより、読み取る精度を上げる事ができます。
Q: 一度書き込んだRFIDタグに別の情報を書き込むことはできますか?
A: RFIDタグは何度もデータを書き換えることができます。
Q: ICタグラベルに印字する事ができますか?
A: もちろん出来ます。バーコードを印字しておくと、電波状況など読取り不具合が生じた時に対応できます。また、目視での確認のためにICタグラベルに印字することをお勧めします。
RFIDのプリンターは印字と同時に、ICタグへの情報書込みも行います。印刷枚数、印刷対象物などお客様のニーズに合ったプリンターを提案させていただきます。
Q: ICタグラベルの大きさ・紙質などオリジナルラベルに対応できますか?
A: オリジナルラベル対応は可能です。現行バーコードで使用していたラベルと同じサイズ・紙質でICタグラベルをお作りさせていただきます。アパレルブランドタグ、再剥離ラベルなどご要望がありましたらご相談ください。
Q: ラベル以外に、どのようなモノにICタグを組み込む事ができますか?
A: 商品下げ札、プラスティック容器埋込・ボトルキャップに埋込、洋服などの品質タグへ縫付けなどさまざまな提案が可能です。
Q: 他の既存システムとの連携はできますか?
A: 原則基幹システムと連動すること不可となります。全く新たにシステム導入が必要とお考えください。
Q: PCのエクセルで情報管理したいのですが可能ですか?
A: 可能です。新たな管理ソフトを開発するよりも、エクセルでのシステム開発費用の方が安く構築できます。
Q: RFID導入までの期間はどのくらいでしょうか?
A: ヒアリングから業務分析、実証実験を行い、システム開発も含め、本導入には最低でも半年以上の期間が必要となります。
Q: 大まかな導入費用について教えてください。
A: RFID導入にあたり、ICタグ・リーダー&ハンディターミナル・書込機能搭載プリンター、それらをお客様の業務効率を可能とするシステム構築とソフト開発が必要となります。
システム構築により大きな価格差がでてきますが、初期導入費用は200万円くらい~1000万円とお考えください。
Q: 詳細を聞きたいのですが、来社いただくことは可能ですか?
A: 関西圏であればご説明に伺いますので、お気軽にお問い合わせください。また関西以外においても、導入時期や予算などが明確な場合には訪問が可能です。お問い合わせの際にご連絡ください。

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